福島県
4番 大谷忠吉本店(おおやちゅうきちほんてん)
米、水、人、すべて地元白河産にこだわる酒づくり
旧奥州街道に面した店舗の両側に漆喰の蔵が並び、奥には、空にそびえ立つ煉瓦造りの煙突を中心に、3棟からなる酒蔵が建つ。これらの建造物群は、1897年(明治12年)の創業時ころのものと考えられ、白河市により、2011年(平成23年)に歴史的風致形成建造物と認定され、白河を代表とする景観のひとつとなっている。3代目大谷忠一郎氏は、詩人としても活躍した人物で、酒造業の傍ら詩人萩原朔太郎に師事し、福島県詩人協会会長なども務めた文化人であった。師であった萩原朔太郎は、1938年(昭和13年)に忠一郎の妹美津子と結婚。美津子の生家であるこの地は、萩原朔太郎ゆかりの地としても知られている。
「当時は、いわゆる羽振りがよく、当主は、何もしなくても商売が成り立っていた時代でたからね。」次期6代目となる、大谷浩男専務は、父親と祖父の時代を振り返る。大谷専務は、「地元産の飯米でもあるチヨニシキを使って、ここまで旨い酒ができる」ということに挑戦しようと、10年ほど前に、若き蔵人と共に新銘柄<登龍>(とりゅう)を生み出した。麹歩合を高めた、しっかりとした腰のある味わいながら、キレがよい特別純米酒である。今では、長年地元で愛されている、白河の太陽という意味の看板銘柄<白陽>と、人気を二分するまでになっている。<白陽>は、濃い味付けのつまみにも負けない、しっかりとした辛口の、地元伝統の味。どちらも創業以来、敷地内の井戸に湧き続ける、まろやかで味わい深い、那須山系の伏流水で仕込んでいる。
- 所在地
- 福島県白河市本町54
地図で確認する
- 交通機関
- JR東北本線白河駅から徒歩で5分
- 電話番号
- 0248-23-2030
- FAX番号
- 0248-23-2062
- ホームページ
- http://www.hakuyou.co.jp/
- 酒蔵見学
- 要事前問い合わせ
※人数、時期により受け入れられない場合有
- 試飲
- 無料
(5種類くらい)
- 店頭販売
- 全種類(12-13種類)
- 新酒発売予定
- 4月頃
- 推薦銘柄
- 白陽 純米吟醸 / 登龍 特別純米
- 駐車場
- なし
- トイレ
- 男女別
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