福島県
21番 榮川酒造(えいせんしゅぞう)
水へのこだわりを生かした酒づくり
四方を深い森に抱かれるように建つこの蔵の創業は、1896年(明治2年)。先代の宮森久治5代目当主が、より旨い酒づくりのために、昭和の末期に会津一円を歩き回り、探しあてた「瀧ヶ沢湧水」。酒づくりに最適な水を見つけ、磐梯山西麓の現在の地に蔵を移転することを決意した直後、この地の水が、日本名水百選に指定された。1988年(平成元年)に、この湧水群の一角に新工場を設立。近代設備を整えた上で、昔ながらの手作りを随所に残し、こだわりの水の恵みを生かした、酒づくりを行っている。「ここに移ってきてから、あそこらに熊がいるのを、2回ほど見たよ。」会津杜氏組合の副会長も務める、塚田洋一杜氏は、蔵のすぐ後ろに広がる森を指して、大らかに笑った。
「酒づくりにおいて重要なのは、なんといっても水。それと、原料処理の米とぎ。米とぎでお酒の味が決まってしまう。ここで誤ってしまうと、後でどんなに頑張っても、旨い酒はできない。米の吸水の度合いを、データだけに頼らず、目視での判断が重要だ。」ガラス張り越しに、製造工程を見学できるコースを案内してくれながら、塚田杜氏が、力説する。
広い敷地内の一角に、その湧水群の水が自由に試飲できる場所がある。澄んだ空気のもと、手ですくって口に含むと、そのやわらかな甘露は、さらさらと喉元を通って、体内にしみわたる。<榮四郎 純米大吟醸>のすっきりとした味わいのなかに感じる、穏やかな甘みは、この甘露にも共通した、自然で心地よい味わいだ。
広い敷地内の一角に、その湧水群の水が自由に試飲できる場所がある。澄んだ空気のもと、手ですくって口に含むと、そのやわらかな甘露は、さらさらと喉元を通って、体内にしみわたる。<榮四郎 純米大吟醸>のすっきりとした味わいのなかに感じる、穏やかな甘みは、この甘露にも共通した、自然で心地よい味わいだ。
- 所在地
- 福島県耶麻郡磐梯町大字更科字中曽根平6841-111
地図で確認する
- 交通機関
- JR磐越西駅磐梯町駅から車で15分
- 電話番号
- 0242-73-2300
- FAX番号
- 0242-73-2586
- 酒蔵見学
- 10:00~16:00
事前予約
※水曜定休
※冬期間一時休館(12月~1月)
- 試飲
- 無料
(店内在庫品)
- ネット販売
- http://www.yukkura.jp/
- 新酒発売予定
- 2月頃
- 推薦銘柄
- 榮川 純米吟醸 / 榮四郎 大吟醸 / 榮川 特別純米酒
- 蔵限定商品
- 磐梯しぼり
- 日本酒以外の限定品
- つけもの、ケーキ
焼酎、リキュール
前掛け、バッグ類、酒器
- 駐車場
- 有/10台
- トイレ
- 男女別
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