福島県
14番 大七酒造(だいしちしゅぞう)
伝統的な生酛づくりで、高級酒の新しい味わいを追及する酒蔵
1752年(宝暦二年)の創業以来、自然の乳酸菌の力を利用した、伝統的な「生酛造り」を貫くと同時に、10代目の太田英晴現当主は、独自開発した「超扁平精米技術」の実用化により、高級酒づくりにとって、本当に不要な成分だけを最も効果的に除去することに成功した。この技術は、環境負荷を低減する独創性にあふれた社会的評価の高い製品に与えられる、エコプロダクツ大賞の、審査委員長特別賞を受賞している。また、日本初の無酸素充填システムによって、日本酒の酸化を防ぎ、熟成した味わいを楽しむ、という日本酒の贅沢な味わい方を可能にした。2015年、開創1200年を迎えた高野山の記念大法会では、5年間にわたってこの日のための取り組んだ記念酒「玉依御前・銀漢」が奉納された。
「時間の経過と共につくられる日本酒の味わい、それを楽しむ時間こそが最高の贅沢」と語る太田当主の落ちついた低い声が、クラシックなヨーロッパスタイルを随所に取り入れた、ゲストルームによく似合っている。今がちょうど飲み頃という2013年の<箕輪門>をすすめれ、ソムリエの田崎信也氏と共に開発したという、繊細な日本酒用グラスで口に含む。まろやかで、含みのあるエレガントな味わい。つくりたての瑞々しさとは、対極にある味わいだ。今年の冬から本格的に取り込む木桶仕込みで、「最高級の日本酒の概念を変える、7-8年で飲み頃を迎える日本酒造りに挑戦します」と、あらたな酒づくりへの抱負を語ってくれた。
- 所在地
- 福島県二本松市竹田1-66
地図で確認する
- 交通機関
- JR東北本線二本松駅から車で5分
- 電話番号
- 0243-23-0007
- FAX番号
- 0243-23-0008
- 酒蔵見学
- 10:00~16:00 (蔵入口までの案内)
要予約
*酒造期とそれ以外で内容が異なります
- 試飲
- 無料
(3~5種類)
要予約
- 店頭販売
- 約20種類
- 新酒発売予定
- 12月下旬頃
- 推薦銘柄
- 箕輪門 / 純米生酛 / 梅酒
- 日本酒以外の限定品
- 酒粕、梅の実(季節限定)
- 駐車場
- 有/2台
- トイレ
- 男女別
↑ページの先頭へ