福島県
17番 花春酒造(はなはるしゅぞう)
手づくりの感性と、機械化のバランスを見極めた酒造り
1718年(享保3年)の創業以来、「井筒屋」の屋号で、酒銘「天正宗」は武家や商家の間で、会津の酒として親しまれてきたが、戊辰の役で蔵を焼失してしまう。愛飲家の皆が悲嘆に暮れた時、五代目井筒屋久右衛門は、いち早く蔵を再建。「花のような明るさと、春のような和やかさ」を取り戻そうと、漢詩の「花開酒国春」にちなみ、酒銘を「花春」と改名した。平成17年に、市内で蔵を移転し、現在の広い敷地内に50本の枝垂れ桜を植え、春には、酒銘にふさわしい見事な桜が訪問者を迎えてくれる。「日本酒のもつ芸術的側面と工業製品的側面の、両方のバランスがとれた酒づくりを目指している」と語る11代目宮森泰介当主は、終始穏やかな笑顔で語りながら、「花春」が考えるそのバランスについてを語ってくれた。
「機械に任せられることは、機械にやってもらう。けれど、その機械を的確に操作し、旨い酒を作り出せるのは、五感を使った酒づくりができる蔵人だけ」と、コンピューター制御された近代設備の重要性を、熱心に話す宮森当主が全幅の信頼を寄せているのが、会津杜氏、柏木純子さんの感性だ。「気持ちを込めて、蔵人と心を合わせて、一年に一度しかない仕込みの経験を、必ず次の仕込みに生かすことを大切にしている」と、物静かに語る柏木杜氏が目指す酒は、「飲んでほっとする、心が安らぐ、普段そばに置いておきたくなる日本酒」だ。手づくりの感性と、機械化の絶妙なバランスによって、「花春」の味わいが生み出されている。
- 所在地
- 福島県会津若松市神指町大字中四合字小見前24-1
地図で確認する
- 交通機関
- JR磐越西線会津若松駅から車で15分
- 電話番号
- 0242-22-0022
- FAX番号
- 0242-37-2100
- ホームページ
- http://hanaharu.co.jp/
- 酒蔵見学
- 平日 9:00~11:30
応相談(1週間以上前迄に要予約)
- 試飲
- 見学者のみ(応相談)
- 店頭販売
- 清酒、焼酎、リキュール
※売店がない為、事務所窓口で販売
- ネット販売
- http://hanaharu.co.jp/
- 新酒発売予定
- 11月頃
- 推薦銘柄
- 花春 純米大吟醸酒 / 花春 純米吟醸酒
/ 花春 濃醇純米酒
- 蔵限定商品
- 辛口純米酒 「やわから」←会津地域限定品
- 日本酒以外の限定品
- 枡、名入り豆猪口
- 駐車場
- 有/3台
- トイレ
- 男女別
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