福島県
25番 小原酒造(おはらしゅぞう)
クラシックが醸すハーモニーな味わいの酒、「蔵粋(クラシック)」
小原酒造は享保2(1717)年の創業。「小檜山」「国光」「一○(いちまる)」といった銘柄で酒を造り、現在代表取締役を務める小原公助氏は十代目になる。そして十代目が平成に入り世に出した酒が、モーツァルトを聴かせて醸した「蔵粋(クラシック)」だ。 それまで、国税庁の研究所では、酵母に超音波を当てての研究は行われていたが、小原氏が取り組んだのは有音、つまり人間の耳に聴こえる音で刺激を加えることだった。「人間にとって気持ちのよい音楽は、きっと酒にもよい変化を与えるのではないか。」と小原氏。最初はクラシックに限らずさまざまなジャンルの曲を聴かせ、やがてモーツァルトにいきついたという。 小原氏が「蔵粋」誕生の頃から目指しているのは、まじめにいい酒を造ること。「私たちは原料である水や米も大切に、まじめな酒造りをしてきたいと思っています。ずっと、自分でおいしいと思える酒、自分が飲みたいと思う酒を造りたいと思っています」
喜多方は会津盆地の北方にあって「きたかた」とよばれ、江戸時代には物資の集散地として、また若松と米沢をむすぶ街道の町として栄え、今でも2600棟以上の蔵が分布して、「蔵の町」として知られるが、その中でも小原酒造の位置する南町界隈は蔵の多い町並で、風情のある昔ながらの店も集まっている。このような蔵の町で小原酒造は1717年(享保2年)、初代小原嘉左衛門が創業し、現在の当主は10代目。モーツァルトを聴かせて育てた音楽酒「蔵粋」(くらしっく)が人気。酒蔵でクラシックを聴かせて造る酒造りの工程を無料で見学できる。また、酒造りの時期には絞り立てのお酒を販売、ピンク色のにごり酒やシャンパンのように注ぐとピチピチはじける活性日本酒なども女性におすすめの人気商品で、利き酒も可能。
- 所在地
- 福島県喜多方市字南町2846
地図で確認する
- 交通機関
- JR磐越西線喜多方駅から車で5分
- 電話番号
- 0241-22-0074
- FAX番号
- 0241-22-0094
- ホームページ
- http://www.oharashuzo.co.jp/
- 酒蔵見学
- 通年 9:00~17:00
- 試飲
- 無料
(大吟醸を除く)
- 店頭販売
- 全種類
- 新酒発売予定
- 12月初め頃
- 推薦銘柄
- 大吟醸純米交響曲 蔵粋 / 純米協奏曲 蔵粋
/ 桃色にごり 桜
- 蔵限定商品
- 桜ピチピチ生
大吟醸純米 蔵粋 中汲みおり酒 マエストロ
- 日本酒以外の限定品
- 粕漬こんにゃく、酒粕くるみ
- 駐車場
- 有/12台※大型1台
- トイレ
- 男女別
↑ページの先頭へ