岩手県
93番 菊の司酒造(きくのつかさしゅぞう)
酒造創業1772年、和をもって酒造りの心とする
1772年、江戸時代の中期に六代目平井六右衛門が酒造りを創業し、以来240余年もの間、その技を磨き続けてきた。日本三大杜氏の一派、南部杜氏の故郷として知られる岩手県の中心盛岡市に蔵を構え、裏手を流れる中津川の伏流水を汲み、飲む人を和ませる「和の酒」を信条として醸している。奥ゆかしい味わいと酸味のボリュームが特長的な食中酒として、燗酒がおいしいと、地元で評判。「菊の司」と「七福神」の2つの主力銘柄で親しまれているが、七福神銘柄は箱庄酒造店から合併時に引き継いだものであり、縁起のよさから今でも広く人気を博している。また「平井六右衛門」は16代目跡継ぎが醸す限定銘柄である。
ここの酒蔵見学には、楽しみの試飲が無い。なぜなら、蔵の向いに親戚のおばあちゃんが校長を務める、日本酒の学校”平興学校”(平興商店)があるからだ。蔵で酒づくりを見学したら、この学校で、缶詰や田楽をつまみに、じっくりと味わいを利く、実践である。吉田類さんも立ち寄ったというこの学校は、昭和の酒屋で角打ちするような味わい深さがあり、よそ者にとっても居心地がよく、酒が進みそうだ。
初代の名を冠した「純米酒平井六右衛門」を味わっていると、この酒を醸している16代六右衛門として、目下修行中の平井佑樹さんがやってきた。”小細工なしの純米酒”としてどこまでやれるか、という挑戦をしているという新世代の酒は、クリアな味のなかに感じるまろやかさが印象的だ。「和をもって酒造りの心とするの”和”という言葉を、日本の心、協和の心、たくさんの人の想い、というように私なりに解釈して、持てるすべてを注ぎ込んで仕込んでいます」と語る、16代目のこれからの酒づくりが益々楽しみである。
初代の名を冠した「純米酒平井六右衛門」を味わっていると、この酒を醸している16代六右衛門として、目下修行中の平井佑樹さんがやってきた。”小細工なしの純米酒”としてどこまでやれるか、という挑戦をしているという新世代の酒は、クリアな味のなかに感じるまろやかさが印象的だ。「和をもって酒造りの心とするの”和”という言葉を、日本の心、協和の心、たくさんの人の想い、というように私なりに解釈して、持てるすべてを注ぎ込んで仕込んでいます」と語る、16代目のこれからの酒づくりが益々楽しみである。
- 所在地
- 岩手県盛岡市紺屋町4-20
地図で確認する
- 交通機関
- JR東北新幹線盛岡駅から車で約15分
- 電話番号
- 019-624-1311
- FAX番号
- 019-624-6592
- ホームページ
- http://kikunotsukasa.jp
- 酒蔵見学
- 11:00~15:00の間で1時間程度
当社WEBに予約ページ有り、電話も可
- 試飲
- 無
- 店頭販売
- 蔵の向いにある平興商店にて有料試飲、販売有り。角打ち可。
- 新酒発売予定
- 12月10日頃
- 推薦銘柄
- 季節純米酒 季楽(きらく)
大吟醸てづくり七福神
純米酒平井六右衛門
- 日本酒以外の限定品
- 酒粕(平興商店にて)
焼酎(平興商店にて)
- 駐車場
- 有/大型:徒歩5分の市営バス駐車場に申込み要(普段は閉鎖中)小型:2台
- トイレ
- 男女別
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