岩手県
87番 両磐酒造(りょうばんしゅぞう)
平泉中尊寺の山号「関山」を冠する酒づくり
昭和19年、一関管内の酒造業者が企業合同し、両磐酒造が発足した。地域的に東磐井郡と西磐井郡とにわたっていたことから、両方から『磐』の字をとり『両磐』となる。現在の工場立地は昭和27年より新たに始めたもので、その後設備の拡充に努め、アルコール工場も併設し、殊に清酒の大型仕込は全国にさきがけて行い、業界の注目を集めた。又、酒の個性を生かすため少量仕込の設備も備えている。この設備を駆使し誕生したのが、清酒『関山』である。この名『関山』は、藤原三代、源義経、弁慶ゆかりの地である平泉の中尊寺の山号、関山中尊寺に由来する。全国で数が多い佐瀬式の搾り機が8本あり、袋つりと薮田式の搾りと3通りを行っている。
試飲酒が並べられた机に、フクロウの形をした小さな鈴がひとつ。手にとってみると、リリーンと高い音が響く。「昔、県北あたりでは、どぶろくの取り締まりに税務署のお役人や警察が来ると、”おっほー”とふくろうの鳴き声を真似て知らせるのが習わしだったことに由来して、この商品を作ったんですよ」と、松岡当主は、活性清酒「奥州のおっほー」をグラスに注いでくれた。
岩手県産米100%と磐井の清水、2014年に「現代の名工」を受賞された南部杜氏、高橋康氏の技で醸し出した、飲みやすく後味スッキリの甘口の活性にごり酒である。
世界遺産平泉のお膝元で、中尊寺の山号「関山」の名を冠した酒づくりを通じ、たくさんの歴史的遺産を、いかに今の時代にあった酒として継承していくかに取り組んでいる酒蔵である。
岩手県産米100%と磐井の清水、2014年に「現代の名工」を受賞された南部杜氏、高橋康氏の技で醸し出した、飲みやすく後味スッキリの甘口の活性にごり酒である。
世界遺産平泉のお膝元で、中尊寺の山号「関山」の名を冠した酒づくりを通じ、たくさんの歴史的遺産を、いかに今の時代にあった酒として継承していくかに取り組んでいる酒蔵である。
- 所在地
- 岩手県一関市末広1-8-23
地図で確認する
- 交通機関
- JR東北新幹線一関駅から車で5分
- 電話番号
- 0191-23-3392
- FAX番号
- 0191-23-3391
- 酒蔵見学
- 通年 10:00~12:00、13:00~16:00(要予約)
- 試飲
- 無料
- 店頭販売
- 全商品
- ネット販売
- http://www.rakuten.co.jp/seisyu-kanzan/index.html
http://store.shopping.yahoo.co.jp/seisyu-kanzan/
- 新酒発売予定
- 11月初旬
- 推薦銘柄
- 奥州のおっほー/関山 純米吟醸/関山 純米酒
- 蔵限定商品
- 純米大吟醸森田 斗瓶取り
- 日本酒以外の限定品
- 焼酎、リキュール、粕取り焼酎
- 駐車場
- 有/小型:10台、大型:3台
- トイレ
- 共用
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