岩手県
91番 月の輪酒造(つきのわしゅぞうてん)
父から娘へ、継承し進化する家業の味わい
1886年、南部杜氏発祥の地、紫波町で元々麹屋を営んでいた横沢家4代目の徳市が、酒造りへの情熱に燃えて酒造業をはじめたのが、月の輪酒造の歴史のはじまりである。
代々の当主が酒造りに携わっていた事から、平成3年より、横沢家7代目/蔵元4代目の横沢大造氏が当主と杜氏を兼ねるオーナー杜氏として酒造りの指揮を執ってきたが、平成17年11月1日に、7代目の娘、横沢裕子氏が杜氏となり新体制での酒造りが始まった。父から娘へ、月の輪の変わらぬ味のスタイルを継承する一方で、平成27年11月に裕子氏の夫である横沢孝之氏が社長となり、夫婦で力を合わせ、あらたな月の輪スタイルを創造している。
蔵を訪ねたのは、晩秋の黄昏時だった。明治時代の建築物である酒蔵の外観に夕陽があたり、りっぱな木製看板に浮彫された屋号の”月の輪”の文字が、燦然と金色に輝いていた。まわりの風景のなかで際立った存在感を放つその姿は、この地域での蔵の歴史を感じさせる。
古きよきものを継承しながら、その時代感覚にあったものを取り入れていく、という現当主の考え方に従い、9割強を岩手県産米を使用し、そのほとんどが酒造好適米で仕込む日本酒は、米のきれいな旨み、クリアな旨みとなめらかさが特徴だ。昔ながらの絞り機「ふね」が3槽とも現役であり、それを使用しての「木槽しぼり」が好評である。
古きよきものを継承しながら、その時代感覚にあったものを取り入れていく、という現当主の考え方に従い、9割強を岩手県産米を使用し、そのほとんどが酒造好適米で仕込む日本酒は、米のきれいな旨み、クリアな旨みとなめらかさが特徴だ。昔ながらの絞り機「ふね」が3槽とも現役であり、それを使用しての「木槽しぼり」が好評である。
- 所在地
- 岩手県紫波郡紫波町高水寺字向畑101
地図で確認する
- 交通機関
- JR東北本線古館駅から徒歩で20分
- 電話番号
- 019-672-1133
- FAX番号
- 019-676-5011
- 酒蔵見学
- 土曜13:00~15:00のみ(要予約)、
都合で見学不可の場合あり、酒造期不可
- 試飲
- 売店での市販品のみ 無料
- 店頭販売
- 弊社商品各種
- 新酒発売予定
- 12月初め
- 推薦銘柄
- 純米酒 月の輪
大吟醸 宵の月
特別純米酒 月の輪
- 日本酒以外の限定品
- 酒粕入りベーグル・ジェラート・かりんとう
- 駐車場
- 有/小型:10台
- トイレ
- 共用
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