青森県
77番 鳴海醸造店(なるみじょうぞうてん)
鳴海氏庭園という宝、渾身の酒「菊乃井」と「稲村屋」で益々輝くその景観
創業文化3年(1806)黒石市の中で最も古い歴史を有する蔵、代表銘柄は、「菊乃井」。名の由来は、二代目文四郎が菊の花を愛し、この芳香を酒に取り入れれば酒の楽しみもまた、一段と増し御得意先にも喜ばれるよう吟醸の搾りの際、槽口に菊の枝を置いて成功したことから始まる。平成10年に「鳴海家住宅」は、黒石市の文化財として指定。青森県産の酒造好適米「華吹雪」「華想い」を主に使用し、酵母も県産を使用。水は八甲田山系の伏流水を使用し職人が丹精こめた青森県の酒造りにこだわりをもっている。杜氏は蔵元である鳴海信宏社長が務めて今年で9年目。平成27年青森県産清酒鑑評会に於いて吟醸の部優等賞第1席(県知事賞)・純米の部優等賞第1席(県知事賞)・青森県産米の吟醸の部で青森県産業技術センター理事長賞を受け、4冠中3冠を受賞。3冠達成は今回初めてとなる。
鳴海醸造店は、黒石町の藩政時代のアーケード状の道路「こみせ」(冬の吹雪や夏の日照りから歩行者を守っている)の連なる「こみせ通り」にあり、街歩きしながら訪問出来る。売店も充実している。酒の酒質に大きく関わる酵母は青森県で開発した「まほろば吟」「まほろば醇」「まほろば華」を使用。米は、新しい品種の酒米「華さやか」を使用。後味がスッキリとサバけが良いお酒を目指しているそうだ。他の蔵ではほとんどやっていない、手酛という技法を取り入れ、酒母を仕込んだ日、一般的には、櫂入れするが、こちらでは、素手で酒母のもろみを天地返をするそうだ。文化財に指定された「鳴海氏庭園」を眺めた後に、蔵元である鳴海社長のこだわりの美酒は格別の味だ。
- 所在地
- 青森県黒石市大字中町1-1
地図で確認する
- 交通機関
- 弘南鉄道黒石駅から徒歩で10分
- 電話番号
- 0172-52-3321
- FAX番号
- 0172-52-3819
- ホームページ
- http://www.narumijozoten.com
- 酒蔵見学
- 8:30~16:30
*4月下旬~11月上旬(酒造期以外)
- 試飲
- 無料
(常時5種類以上)
- 店頭販売
- 全商品
- 新酒発売予定
- 2月上旬
- 推薦銘柄
- 菊乃井 / 稲村屋文四郎 / 稲村屋
- 蔵限定商品
- 菊乃井 純米吟醸 華想い (※その年により変わる)
菊乃井 純米吟醸 中汲み生原酒 (毎年2月中旬発売)
- 日本酒以外の限定品
- はちみつ、カレールー、りんごジュース等
グラス、盃、徳利等
- 駐車場
- 有/6台
- トイレ
- 男女別
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