東北夢の桜街道

地元では漁師の愛飲酒「陸奥男山」、全国で女性に人気「陸奥八仙」

青森県八戸市の港町に蔵を構える八戸酒造の創業は1775年（安永4年）。初代は滋賀県（現・高島市）の出で近江商人、代々庄三郎を襲名。現蔵元は、8代目駒井庄三郎。創業銘柄は地元で漁師中心に愛飲されている辛口の『陸奥男山』。主力銘柄は、香り華やかで米の旨みを特徴とする『陸奥八仙』。そして、原料米をオーガニックにこだわった『陸奥田心』がある。原料を地元にこだわり、水はもちろん、米は全量県産米、酵母も積極的に県酵母を使用。大正時代に連続して建てられた白壁土蔵・煉瓦蔵・木造主屋は、国の登録有形文化財に指定されている。30代の杜氏・蔵人一丸となり、新たな日本酒造りに日々邁進している。