東北夢の桜街道

霊峰「太平山」の名を頂き、地元の恵みを醸す蔵、小玉醸造

太平山の酒蔵は明治12年（1879年）に味噌・醤油醸造を開始して創業。その後、大正2年（1913年）に酒造りをスタートさせた。酒銘・太平山は秋田市の東方に位置する霊峰太平山に由来し、太平山から流れてくる清冽な地下水を汲み上げ、酒蔵の周囲に広がる圃場から収穫される豊かな酒米で酒造りを続けている。昭和9年（1934年）に全国酒類品評会において5千点の中から第1位を獲得するなど各種品評会、鑑評会で金賞を受賞。最近では世界最大規模のインターナショナルワインチャレンジ（IWC）に於いて2009年に部門最高賞トロフィー、2014年に部門最高賞に次ぐリージョナルトロフィーを受賞し、世界市場でその品質の高さが認められた。太平山の特徴は蔵で開発され、蔵人に継承されてきた太平山流の「きもと」仕込みだ。「きもと」仕込みが太平山の深い味わいとキレの良さを造りだしている。