宮城県
33番 川敬商店(かわけいしょうてん)
父から娘へ受け継がれる、酒づくりへの技と思い
この酒蔵を営む川名家の初代は、現在蔵を構える美里町の隣町、涌谷(わくや)という、日本ではじめて金(砂金)が採れた場所で、涌谷伊達藩主の御用商人として、金物商「橘屋」を営んでいたことから始まる。この涌谷町の金は、当時建立中であった、東大寺大仏殿の完成に大きく貢献したことことから、黄金山神社を中心としたこの地域一帯は、黄金山産金遺跡として、昭和42年に国史跡となり、現在は、その里山の豊かな自然と歴史を訪ねる、みやぎ文化百選「萬葉の路」として親しまれている。<黄金澤>の銘柄は、この歴史ある沢の近くで酒を醸したことに由来し、明治35年に現在の地に移転し、南部杜氏の教えを受けついだ6代目当主の川名正直氏が、杜氏としてその味わいを継承している。
「いい酒をつくるという熱意、それがすべて」。12年連続、全国新酒鑑評会受賞記録を更新している酒づくりの極意とは?という質問に、川名正直氏は、淡々とこう答えた。
「どんな料理にも合うように、香りはほどほど、口当たりがやわらかく、飲みやすく、あと味が軽い酒。そんな味わいを目指している」という川名氏のつくる酒の8割は、地元で消費され、受賞記録更新中の<黄金澤 大吟醸>は、県外ではほぼ手に入らない。また、やわらかな味わいながら、しっかりとした酸を感じさせる<黄金澤 山廃純米酒>は、酒づくりを修行中の、川名氏の愛娘由倫さんが教えてくれたように、燗にして、この美里町の郷土料理すっぽこ汁と合わせたら、寒い冬の最高のご馳走となりそうだ。
「どんな料理にも合うように、香りはほどほど、口当たりがやわらかく、飲みやすく、あと味が軽い酒。そんな味わいを目指している」という川名氏のつくる酒の8割は、地元で消費され、受賞記録更新中の<黄金澤 大吟醸>は、県外ではほぼ手に入らない。また、やわらかな味わいながら、しっかりとした酸を感じさせる<黄金澤 山廃純米酒>は、酒づくりを修行中の、川名氏の愛娘由倫さんが教えてくれたように、燗にして、この美里町の郷土料理すっぽこ汁と合わせたら、寒い冬の最高のご馳走となりそうだ。
- 所在地
- 宮城県遠田郡美里町二郷字高玉6-7
地図で確認する
- 交通機関
- 東北本線鹿島台駅から車で10分
- 電話番号
- 0229-58-0333
- FAX番号
- 0229-58-0334
- 酒蔵見学
- 13:00~15:00
電話にて必ず要事前予約
※10月~4月を除く
- 試飲
- 無料
- 新酒発売予定
- 12月頃
- 推薦銘柄
- 黄金澤 大吟醸 / 黄金澤 山廃純米酒
/ 橘屋 純米吟醸酒
- 駐車場
- 有/20台
- トイレ
- 男女別
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