宮城県
31番 内ヶ崎酒造店(うちがさきしゅぞうてん)
受け継がれる伝統の寒造り
仙台市の北、黒川郡富谷町にある、350年の歴史を誇る宮城県内最古の酒蔵である。元和4年(1618年)伊達政宗公の命で、初代内ヶ崎筑後(後に織部と改名)が奥州街道の富谷宿を開き、二代目作右衛門が、寛文元年(1661年)に酒造りをはじめ、今に至る。旧街道に面した酒林が下がる表門をはさみ、広い敷地を囲む板塀と白壁の蔵は、大切な文化遺産のひとつでもあり、蔵のまわりを散策するだけでも、宿場町であったころの街の歴史を感じることができる。
慶応年間に建て替えられたという蔵のなかは、ひんやりとほの暗く、ずっしりとした空気に包まれていた。地元産の酒米を原料に、昔ながらの道具を使った寒づくり。その厳しい重労働と手間のかかる酒造りを続けてきた、蔵人たちの確かなひとつひとつの手仕事が、蔵の中に、深い落ち着きと積み重ねてきた歴史を感じさせる。
「この純米大吟醸には、ヒラメの昆布〆がよく合いますよ」と、語る16代目当主が目指しているのは、美味しいものと楽しむ酒だ。やさしい香りとやわらかで芳醇な味わいの純米大吟醸鳳陽を口にすると、300年以上もの長い時間が、目の前をゆったりと過ぎ去っていくような、そんな錯覚にとらわれた。
「この純米大吟醸には、ヒラメの昆布〆がよく合いますよ」と、語る16代目当主が目指しているのは、美味しいものと楽しむ酒だ。やさしい香りとやわらかで芳醇な味わいの純米大吟醸鳳陽を口にすると、300年以上もの長い時間が、目の前をゆったりと過ぎ去っていくような、そんな錯覚にとらわれた。
- 所在地
- 宮城県黒川郡富谷町富谷字町27
地図で確認する
- 交通機関
- 仙台市地下鉄泉中央駅から車で20分
- 電話番号
- 022-358-2026
- FAX番号
- 022-358-6208
- 酒蔵見学
- 4月~9月 9:00~17:00
予約制
※日曜、祝日、年末年始休み
- 試飲
- 無料
(1種類位)
- 店頭販売
- 全種類
- ネット販売
- http://hoyo-shop.com/
- 新酒発売予定
- 12月20日頃
- 推薦銘柄
- 純米大吟醸鳳陽 / 純米酒鳳陽 / 大吟醸鳳陽山田錦
- 駐車場
- 有/5台
- トイレ
- 共用
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